Rubyピープル
http://martinfowler.com/bliki/RubyPeople.html
ここの読者ならご存知だろうが、ここ数年、私は熱心なrubyistだ。 言語としてのrubyは、リッチでありながらも整った文法、そして、よくデザインされたフレームワークが一体となっていて、すごく気に入っている。 rubyは個人的なプロジェクトで日常的に使う言語となり、 このサイトの多くもrubyで作っている。
昨年、Rubyは爆発的な注目を集めた。 Webアプリケーション フレームワークRuby on Railsがその火付け役だ。 私はまだrailsを触ることができていないが、 信頼を置ける多くの人から強烈な支持の声を聞いている。 その声はThoughtWorksの内外から聞こえてくる。
私はrubyのアーリーアダプタだったものだから(規模は小さかったけどね)、 このプラットフォームがますますポピュラーになっていくのは非常にうれしい。 foocampにいたとき、rubyを好きな理由がもうひとつ見つかった。 それは自分では認識していなかったものだった。 誰かがテーブルで(ごめん名前忘れた)PythonコミュニティとRubyコミュニティの違いについての彼なりの意見を述べていた。 彼曰く、「Rubyコミュニティはnewbieに対して親切でフレンドリーだ」と。 (彼はまた、これはRubyに日本の血が流れているからではないか、とも言っていた。)
Pythonコミュニティに参加したことはないので、彼の言うことが本当かどうかは分からない。しかし、rubyコミュニティは、私が今まで見てきたどんなオンラインコミュニティよりもナイスだということは言える。 なんたって、あのAndy HuntとDave Thomas——私が非常に尊敬する2人だ——が、私をRubyの世界に連れてってくれたんだから。 Rubyコミュニティには、才能と実用主義と楽しさとがうまくミックスされていると何度も思ってきた。 (それは私がThoughtWorksに感じる雰囲気とよく似ている。)
では、なぜこれが重要なのだろうか? 私はソフトウェア開発においていちばん大切なのは人を常に信条としている。 だから私にとって、才能のある人たちがうまく協力し合っているコミュニティは他よりも優れていると思えるのだ。 私の言うことがすべて正しければ、 このRuby現象を深く理解する判断基準は、 その裏にあるコミュニティのクオリティにあると言えるだろう。