テンプレートビュー
原文: https://www.martinfowler.com/eaaCatalog/templateView.html
HTMLページにマーカを埋め込むことにより、情報をHTMLの形で表現する
解説の全文は『PofEAA』 350 ページを参照。
HTMLを吐くプログラムを書くのは、想像以上に難しい。 以前よりはマシになったが (FotranやPascalでの文字操作を覚えている方もいるだろう)、 文字列の生成や連結はいまだに骨が折れる。 作業量が少なければそれほど問題にはならないが、 全てのHTMLページを作成するとなると、 膨大なテキスト処理が必要となってくる。
静的な(リクエストによって変更する必要のない)HTMLページならば、 素晴らしいWYSIWGツールで作ればよい。 エディタでごりごりやるのが好きな我々みたいな人間でも、 テキストを打ってタグで囲めばよいのだから、 プログラムから文字列を生成させるよりも簡単だろう。
もちろん、ここで話題となっているのは、動的なWebページだ (データベースのクエリ結果などを受け取り、HTMLの中に埋め込んだもの)。 動的なページはリクエストによって見た目が変わるため、 通常のHTMLエディタではお手上げである。
最善の方法は、静的なページと同じにようにWebページを作ることである。 ただし、ページにはマーカーを埋め込んでおき、 それによって動的な情報をかき集める。 このとき、ページの静的な部分はテンプレートとして機能する。 私はこれを Template View と呼ぶね。